ソガイ

批評と創作を行う永久機関

撤退戦のなかで——いまの書店・出版についての雑感

小説らしき文章を書き始めたのが13年ほど前。ここ5、6年は小説よりも論考やエッセイ的な文章の方が多くなっているがともかく、この間、自分が書いたなかでもっとも手応えがあり、そして思い入れが大きいのが、「ソガイ」第5号に載せた「いま本を造るというこ…

葉々録 2026年2月—「人生を無視したロジックは——人の心には響かない」

2026年2月 月ごとの記録をつける際、2月というのは物理的に他の月より短くて不利(?)なのだが、今月はそれに輪をかけて仕事がいつもより忙しく、特に前半はぼーっとしている時間が多かった。そんなこんなで気がついてみれば世は内憂外患とでも言い表せそう…

公募ジャンキーに向けて(2月)――国民全員でガチャガチャきゅーと創作論

公募しんどすぎという結論に早くも至る。10月22日に1回文章を書き終えたが全体を大きく書きなおすことにして、文学フリマを経て2月4日まで全体の流れを考え直し、2月5日から書き始めて今に至る。ところどころで体調が崩れかけギリギリ耐えている。仕事が終わ…

余白と小ささ

『ユリイカ』2026年3月号は「特集=眠い」、副題は「なぜこんなにも眠いのか」であるらしい。文芸誌をはじめとした特集主義的な雑誌の組み方については思うところがあるが、ここまでくると、もう無理して特集を立てなくてもいいのではないか、と言いたくなる…

葉々録 2026年1月—短いような、長いような月

2026年1月 去年一年続けたこの「日記」だが、形として今年も続けてみようと思う。 とはいえ、去年のような熱量と濃度を保つのはちょっと厳しい。雑記、備忘録性を強め、少し肩の力を抜いてのんびりやっていくつもりだ。 私は文章を書くとき、毎回なにかしら…

「本」から少し離れて——2026年備忘録の前書き的なもの

つくづく、主に趣味として使用される「読書」の語は厄介なものだと思わされる。 読書や本を読むことを、趣味であり、自分の好きなこととして挙げる人は多い。しかし当然のことながら、そこで読まれている本は千差万別だ。 いま一旦、文字メインの本にその対…

公募ジャンキーに向けて+α――2026年の目標

矢馬くんに便乗します。 2025年、転職によって時間と気持ちに余裕ができた。目下の目標は公募ジャンキーになることである。6月から11月までで12万字くらいの文章を書いて、今そのうち60%分くらいを書き直して3月の公募に間に合わせようとしている。 その中…