ソガイ

批評と創作を行う永久機関

灰沢清一

公募ジャンキーに向けて(6月)――芥川賞候補予想と感想

文芸誌を読む修行の一環として芥川賞候補の予想と感想を書きます。 ◎候補作◎ ・仁科斂『丹心』新潮4月号 ・八木詠美『アンチ・グッドモーニング』文藝春季号 ・小砂川チト『ゾンビ回収婦』群像5月号 ・鈴木涼美『悪い血』文學界6月号 ・村司侑『ソリティアお…

文芸誌修行(感想編):2026年6月号

文芸誌に載っている小説を1年間ひたすら読み、修業します。 6月号です。今回はすばる、文學界、新潮、群像の順です。だいぶネタバレありです。 ◎すばる ピンク地底人3号『おもちゃの指輪がほしいねん』 失恋をきっかけに万引きGメンとなったアカリ。先輩のア…

文芸誌修行(感想編):2026年5月号

文芸誌に載っている小説を1年間ひたすら読み、修業します。 今回は群像、文學界、文藝、新潮、すばるの順です。ややネタバレありです。 ◎群像 小砂川チト『ゾンビ回収婦』 失業した原因をAIに求めようとする「わたし」は、姿を消した夫が残したVRヘッドセッ…

公募ジャンキーに向けて(4月)――文芸誌修業はじまりの巻

文芸誌を読む修行をはじめることにした。 条件は以下の通り。 ①対象は五大文芸誌(『文學界』、『群像』、『新潮』、『すばる』、『文藝』)とする。 ②読む作品は文芸誌内で『創作』と区分されているものとする。『短編』は含まない。また、連載されている小…

公募ジャンキーに向けて(3月)――よいインディ読者になろう

文芸誌を毎月買うことにした。理由はいろいろあるが、それがインディな読者としての礼儀であると感じたからである。 5大文芸誌の賞の応募者の数は1つの賞につき2000人くらいいる。複数作書いている人がそれなりにいると仮定して母数を少なめに見積もっても、…

公募ジャンキーに向けて(2月)――国民全員でガチャガチャきゅーと創作論

公募しんどすぎという結論に早くも至る。10月22日に1回文章を書き終えたが全体を大きく書きなおすことにして、文学フリマを経て2月4日まで全体の流れを考え直し、2月5日から書き始めて今に至る。ところどころで体調が崩れかけギリギリ耐えている。仕事が終わ…

公募ジャンキーに向けて+α――2026年の目標

矢馬くんに便乗します。 2025年、転職によって時間と気持ちに余裕ができた。目下の目標は公募ジャンキーになることである。6月から11月までで12万字くらいの文章を書いて、今そのうち60%分くらいを書き直して3月の公募に間に合わせようとしている。 その中…

灰色のみなとみらい『シリーズ紙礫10 横浜』について

灰沢清一と申します。この度ソガイに加入することになりました。 これからこのブログに文章をちょこちょこ書いていくと思います。よろしくお願いします。 取り急ぎ毎週1記事くらいは書けるようにしていきます。 今年の夏まで横浜に住んでいたが引っ越すこと…