ソガイ

批評と創作を行う永久機関

第2期、始動(?)

 文学フリマ東京が終わると毎度なにかしら文章を書いていた気がするが、今回はたぶん書かない。念のために言っておくと、文学フリマが変わってしまっただとか、小サークルには厳しくなっただとかなどと不満があるから、というわけではまったくない。純粋に私自身の問題であり、また私自身の責によるものである。

 ただ、昨日までたえず感じていた嫌な予感が予想以上に生々しく現実になったことで、ここ数年薄々考えていた、本格的になにかひとつテーマを定めたうえで評論や書評に軸を置いた方がいいのではないか、といった自分への疑念にとうとう向き合わねばならなくなった。そういう意味では、かなり大きな意味を持つことになる、というよりも持たせなければならない文学フリマ東京だったかもしれない。

 もちろんこれは私個人の話であり、同人としては各々の志がある。それをどう一つの運動にしていくのかもまた、改めて考え直さねばならない点である。

 しばらくは手探りになるが、少しずついろいろと変えていくつもりだ。

 次回の文学フリマ東京に「小説:その他」のカテゴリで申し込んでいた(未入金)。これを変えようと思いキャンセルをしたところ、少し困ったことになってしまった。というのも、未入金であっても申し込み自体はなかったことにはならないようで、同一名義での複数の申し込みは受け付けられないという決まりのため、従来の「ソガイ」名義では申し込めなくなったのだ(もしかしたらキャンセルせずにカテゴリ変更ができたのかもしれないが、ちゃんと確認していなかった)。

 そこで仕方なく、「ソガイ(第2期)」との別名義を作って申し込むことにした。「新思潮」を念頭に置いた身の程知らずの命名だ。まあ、節目の第10号の刊行を終えたし、初の新メンバーも加入したのだからあながち誇大広告でもないだろう、という気持ちもある。と同時に、これもまた、せっかくならただの名前だけではなく、なにかひとつ良い機会にしなければならないと思っている。

 Festina lente(ゆっくり急げ)の信念で、今日からまた頑張っていく。

(矢馬)