2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
www.sogai.net 『これからのエリック・ホッファーのために』を在野研究の理論編だとすれば、この『在野研究ビギナーズ』は実践、実例編ということになるだろう。本書は、現在進行形で「在野」から研究を行っているひとたちの文章やインタビューをまとめてい…
初めて、ちゃんと腰を据えて「100分de名著」を観ている。2019年9月は大江健三郎の『燃えあがる緑の木』を取りあげている。大江健三郎は、実のところすこし苦手で、『死者の奢り・飼育』といった短篇はまだしも、『万延元年のフットボール』や『懐かしい年へ…
www.sogai.net 君にとって一番おもしろい文章ってなに? このように問われて、私の頭にはこれまで読んできた数多の作品が駆け巡った。思わず腕組みをして、天を仰ぐ。そのとき、ひとつの答えが降りてきた。 「自分が書いた文章かも」 口にしてから、なんて身…
経験上、「読めない期」と「書けない期」はかなり連動して起こるもので、それはやはり、読むことと書くことが不可分な行為であることの証明だと思う。 最近あまり文章を上げられていないことの言い訳なのかと言われると、まあ半分はそうなってしまうのだが、…